スパイス香るチャイと優しいミルクティー、どちらがお好みでしょうか
寒い季節になると恋しくなる温かいミルクベースの飲み物。スパイスが効いた本格チャイと優しい甘さのミルクティー、どちらも魅力的ですが、それぞれの特徴と楽しみ方があります。
今回は、プロが教える本格チャイの作り方から、市販のミルクティー5種類の詳細レビューまで、チャイとミルクティーの世界を徹底的に比較検証しました。
あなたの好みや気分に合わせて選べるよう、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。
目次
チャイとは?基本知識と歴史
            
            チャイの基本定義
実は、スパイスが入ってなくてもチャイと呼ばれることをご存知でしょうか?例えば、紅茶を牛乳で煮込んだものを大体チャイと言います 。チャイは元々ヒンディー語で「茶」を意味する言葉なのです。
チャイで使われる茶葉の種類
| 茶葉の種類 | 特徴 | チャイでの役割 | 
|---|---|---|
| アッサム | ミルクに負けない強い味 | チャイの主力茶葉として最も使用される | 
| セイロン | スリランカで主流 | アッサムに比べて香り重視 | 
ミルクティーとは?種類と特徴
ミルクティーの定義と種類
ミルクティーは、紅茶に牛乳を加えた飲み物の総称です。世界各地で様々なスタイルが発展していて、使用する茶葉や製法によって大きく異なります。
イギリス式
紅茶を淹れてから温めたミルクを加える伝統的なスタイル
香港式
濃く煮出した紅茶にエバミルクを加えたリッチな味わい
タピオカミルクティー
台湾発祥の、タピオカパールが入ったドリンク
ロイヤルミルクティー
茶葉をミルクで直接煮出した日本独自のスタイル
美味しいミルクティーを作るには、まず基本的な紅茶の淹れ方をマスターすることが重要です。茶葉の選び方から抽出時間まで、詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
プロ直伝!本格チャイの作り方
            
            プロが教える本格チャイの作り方を2パターンご紹介します。どちらも美味しく作れますが、時間や好みに応じて選んでください。
材料(2杯分)
- 水:300cc
 - 茶葉(アッサム推奨):5g
 - 牛乳:150cc
 - 砂糖:5g
 
スパイス(各1g)
- シナモン:1g
 - ジンジャー:1g
 - カルダモン(つぶして中を出す):1g
 
スパイス(各0.3g)
- グローブ:0.3g
 - ブラックペッパー:0.3g
 
作り方
- 鍋に水300ccとスパイスを入れて火にかける
 - 沸騰するまでは強火でよく、沸騰してから更に1分ほどスパイスのみで煮出す
 - 茶葉を5g加え、さらに1分煮出す
 - 砂糖を5g加え、さらに2分煮出す
 - 色が出て茶葉が開いたら、火を止めて牛乳を加える
 - さらに沸騰直前まで煮出し、牛乳が膜を作る前に火を止める
 - 茶こしで漉して出来上がり
 
材料(2杯分)
- 茶葉(アッサム推奨):5g
 - 熱湯:150cc
 - 牛乳:150cc
 - 砂糖:5g
 - スパイス(上記と同量)
 
作り方
- 茶葉・スパイス・砂糖を入れたポットに熱湯150ccを注ぎ、約3分蒸す
 - 蒸らしている間に、牛乳を温める(レンジでもOK)
 - 鍋では中火からちょっとふつふつしてきたら弱火にする感じがよい
 - 温めた牛乳を①に注ぎ軽く混ぜる
 - 茶こしで漉して出来上がり
 
インスタントよりも丁寧に作った方が美味しく、のどごしがいい感じになります。インスタントの方はミルクっぽさが好きな方や、逆にミルクをよく感じられて良いという意見もあります。スパイスも強く、意外と丁寧に作る方は全体的なバランスとして総合的に美味しいとされています。
市販ミルクティー5種類飲み比べレビュー
            
            市販のミルクティー5種類を実際に飲み比べて、それぞれの特徴を詳しくレビューしました。
特徴:甘め、普段より甘く感じる味わい
使用茶葉:キャンディ茶葉20%(スリランカのキャンディ地方で採れた茶葉。アイスティー用に使われることが多い)
甘味料:砂糖
評価:甘いものが好きな方におすすめ。茶葉の風味よりも甘さが前面に出ている
特徴:よりミルクをしっかり感じられるようなやわらかい味
使用原料:国産牛乳100%使用(〇〇茶葉の表記なし)
評価:午後の紅茶に比べてよりミルクが感じられる。甘さもちょうどいい。
特徴:紅茶を感じるミルクティー、スルッと飲めるような飲みやすい喉越し
使用茶葉:アッサム茶葉使用
その他:食塩入り
評価:お茶を一番感じるミルクティー。鼻に通る感じがあり、今まで紅茶を飲んだ中では茶葉を感じる。ちゃんと茶葉が香る
特徴:微糖、比べると甘さがかなり感じない、すっきりとした味わい
使用茶葉:ウバ茶葉使用(世界三大紅茶の一つ、スリランカのウバ州の高地で生産される高級茶、ミルクティーに実際使われることが多い)
甘味料:アセスルファムK(カリウム)- 酢酸を原料とする高甘味度甘味料で、砂糖の200倍の甘さがある
評価:甘いのが苦手な方向け。何かを食べている時に飲む、飲み合わせるときによい
特徴:フレーバーティー、甘さ控えめだが微糖よりは甘い
使用茶葉:ウバ茶葉、アッサム茶葉使用
その他:食塩入り
評価:ミルクティーなのに香りをしっかり感じられるのが印象的。ミルクのコクとベルガモットの風味が調和していて一味違う高級感がある。
- 紅茶花伝:ミルク感のバランスが良く美味しい
 - 午後の紅茶アールグレイミルクティー:アールグレイの香りがするところが良い
 - クラフトボス:一番強い茶葉感
 
チャイ vs ミルクティー 徹底比較
味わい
- スパイスの風味が豊か
 - 複雑で奥深い味わい
 - 温まる効果が高い
 
香り
- シナモン、カルダモンなどの香り
 - エキゾチックで印象的
 
効果
- 体を温める
 - 消化促進
 - リラックス効果
 
おすすめシーン
- 寒い日の午後
 - リラックスしたい時
 - 特別な時間を演出したい時
 
味わい
- 優しく飲みやすい
 - 紅茶とミルクのバランス
 - 馴染みやすい味
 
香り
- 紅茶の上品な香り
 - ミルクのまろやかさ
 
効果
- カフェインで目覚め効果
 - ミルクのカルシウム補給
 - ほっとする安心感
 
おすすめシーン
- 朝の目覚めに
 - 午後のティータイム
 - 日常的な水分補給
 
シーン別おすすめの楽しみ方
            
            朝の時間
おすすめ:クラフトボスミルクティー
                    茶葉をしっかり感じられて目覚めに最適
おやつタイム
おすすめ:紅茶花伝ロイヤルミルクティー
                    ミルク感とバランスの良い甘さでお菓子に合う
寒い夜
おすすめ:手作り本格チャイ
                    スパイスの温める効果で体の芯から温まる
食事のお供
おすすめ:午後の紅茶甘くないミルクティー
                    すっきりとした味わいで食事を邪魔しない
特別な時間
おすすめ:午後の紅茶アールグレイミルクティー
                    上品な香りで特別感を演出
忙しい日
おすすめ:午後の紅茶ミルクティー
                    甘さでエネルギー補給、手軽に購入可能
まとめ:あなたにぴったりの一杯を見つけよう
チャイとミルクティーの世界を徹底的に探求してきましたが、いかがでしたでしょうか?
- スパイスの風味を楽しみたい → 手作り本格チャイ
 - 茶葉の味をしっかり感じたい → クラフトボスミルクティー
 - ミルク感を重視したい → 紅茶花伝ロイヤルミルクティー
 - 甘さ控えめが好み → 午後の紅茶甘くないミルクティー
 - 香りを楽しみたい → 午後の紅茶アールグレイミルクティー
 - 手軽に甘いものが欲しい → 午後の紅茶ミルクティー
 
どちらが正解ということはありません。その時の気分や体調、シーンに合わせて選ぶのが一番です。寒い日にはスパイスの効いたチャイで体を温め、忙しい朝には手軽なミルクティーでエネルギーチャージを。
ぜひ今回の比較を参考に、あなただけのお気に入りの一杯を見つけてくださいね。
			
			
			
			
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