
暑い夏にも楽しめる本格的なチャイを
暑い夏の日にもスパイスの効いた本格チャイを楽しみたい!そんな想いから生まれたのが、このチャイアイスティーです。
単に冷やしただけのチャイではなく、アイス専用の特別な配合で作り上げた濃厚なチャイを、特製の牛乳氷で冷やすことで、最後まで薄まらない美味しさを実現しました。
暑い夏の午後に、爽やかながらもスパイシーなチャイアイスティーで、特別なひとときをお過ごしください。
目次
なぜ夏にチャイアイスティー?

一見、スパイスの効いたチャイは夏に合わないように思えますが、実は夏こそチャイの季節なのです。スパイスには体の熱を効率よく発散させる効果があり、結果的に体を涼しくしてくれます。
夏にチャイアイスティーをおすすめする理由
スパイスが体内の熱を効率的に発散
ミルクベースで栄養価の高い水分補給
夏バテで弱った胃腸をスパイスがサポート
冷たさとスパイスの刺激で爽やかに
チャイの本場インドでは、暑い季節にこそ温かいチャイを飲む習慣があります。これは、体を一時的に温めることで汗をかき、その気化熱で体を冷やすという理にかなった方法。アイスチャイは、この効果を現代風にアレンジした飲み物です。
夏向けスパイスの選び方

夏のチャイアイスティーでは、季節に合わせたスパイス選びが重要です。通常のホットチャイとは異なる配合で、爽やかさと深みを両立させます。
今回使用する夏向けスパイス
清涼感のある香りで夏の定番スパイス
消化促進と血行促進で夏バテ防止
甘い香りでミルクとの相性抜群
適度な刺激で爽快感をプラス
夏仕様でグローブの代わりに使用
通常のチャイではグローブ(クローブ)を使いますが、夏はアニスシードに変更。より爽やかで軽やかな香りになり、暑い季節にぴったりの仕上がりになります。
本格チャイアイスティーのレシピ

基本材料
- 水:150ml
- アッサム茶葉:15g
- 砂糖:20g
- 牛乳:300ml
夏向けスパイス
- カルダモン:適量
- ジンジャー:適量
- シナモン:適量
- ブラックペッパー:適量
- アニスシード:適量
アイス用
- 氷:80g(通常の氷)
- 牛乳氷:お好みで
- 茶液:120g分
作り方
- スパイスを煮出す
鍋に水150mlとスパイスを入れて火にかけます - スパイスの香りを立てる
沸騰してから1分ほどスパイスのみで煮出します。この段階で香りがすごく良くなります - 茶葉を加える
アッサム茶葉15gを加え、さらに1分煮出します。焦げ付かないようになるべく回しながら - 砂糖を加える
砂糖20gを加え、さらに2分煮出します。砂糖を加えたら焦げないように弱火で調節しながら - 牛乳を加える
色が出て茶葉が開いたら火を止めて牛乳300mlを加えます。一旦しっかり火を止めてから入れるのがポイント - 最終加熱
牛乳を入れたらもう一度沸騰しない直前まで煮出します。中火ぐらいで様子を見ながら、膜を張る前に火を止める - 漉して冷ます
最後に茶こしで漉して、少し冷まします - 氷で冷やす
氷に当たるようにチョロチョロと注ぎ入れて完成!
牛乳を加える際は強火厳禁!すぐに煮立ってしまうので注意が必要です。適宜かき混ぜながら、鍋の周りがふつふつしてきたらOKのサインです。
牛乳氷の作り方と効果

牛乳氷を使うことで、チャイアイスティーの味が最後まで薄まりません。通常の氷だと溶けて水分が増え、どんどん味が薄くなってしまいますが、牛乳氷は牛乳で薄まるのでチャイ感が持続します。
牛乳氷 vs 通常の氷
比較項目 | 通常の氷 | 牛乳氷 |
---|---|---|
味の変化 | 時間と共に薄くなる | 最後まで濃厚 |
風味 | 爽やかにごくごく飲める | ザ・チャイという濃厚な風味 |
おすすめシーン | 夏場に爽やかに楽しみたい時 | 濃厚さを求める時 |
作りやすさ | 手軽 | 事前準備が必要 |
牛乳氷の作り方
- 製氷皿に牛乳を入れる:普通の牛乳を製氷皿に注ぐ
- 冷凍庫で凍らせる:6-8時間程度でしっかり凍る
- 使用時:チャイアイスティーに入れるだけ
推奨比率:氷80g、茶液120gの割合。通常は1:1ですが、チャイアイスティーでは茶液を多めにするのがコツです。
ホットチャイとの違い
アイスチャイを美味しく作るには、ホットチャイとは違う工夫が必要です。ここでは、その重要なポイントをご説明します。
主な違いと調整点
項目 | ホットチャイ | アイスチャイ |
---|---|---|
茶葉の量 | 通常量 | 多め(氷で薄まるため) |
スパイス | グローブ使用 | アニスシードで爽やかに |
砂糖の量 | 控えめでもOK | やや多め(冷たいと甘さを感じにくい) |
抽出時間 | 標準 | やや長めで濃く出す |
冷たい飲み物は温かい飲み物に比べて甘さを感じにくくなります。そのため、アイスチャイでは砂糖をやや多めに加え、茶葉も多めに使って濃く出すことで、冷やしても美味しく感じられるバランスを作ります。
プロが教える美味しくするコツ

注ぎ方のテクニック
まだ熱い状態のチャイを氷に注ぐ際は、氷を狙ってチョロチョロと入れるのがポイント。ドーンと勢いよく注ぐのではなく、液体よりは固体(氷)のところを狙って優しく注ぎます。
丁寧に作ることの意味
インスタントチャイも手軽で良いですが、丁寧に作ったチャイは格別です。インスタントよりも美味しく、のどごしがいい感じになります。
各工程をしっかりと時間をかけて
全体的なバランスとして総合的に美味しく
茶葉の開き具合や色の変化を確認
各段階での適切な火加減
失敗を避けるポイント
- 牛乳を加える前に必ず火を止める:急激な温度変化を避ける
- 常にかき混ぜる:底に茶葉とスパイスが溜まりやすい
- 膜を張らせない:沸騰直前で火を止めることが重要
- 漉すタイミング:熱いうちに漉して、スパイスの苦味を避ける
夏のアレンジバリエーション

フルーツアレンジ
レモンスライスを加えて爽やかに
桃のシロップで甘さとフルーティーさをプラス
フレッシュミントで清涼感アップ
ミルクアレンジ
- ココナッツミルクチャイ:牛乳の一部をココナッツミルクに置き換え
- アーモンドミルクチャイ:ヘルシーで軽やかな仕上がり
- オーツミルクチャイ:自然な甘みとクリーミーさ
トッピングアレンジ
- ホイップクリーム:上に乗せてカフェ風に
- シナモンパウダー:香りと見た目のアクセント
- チョコレートチップ:デザート感をプラス
- ナッツ類:食感のアクセント
- ドライフルーツ:自然な甘みと彩り
おすすめの楽しみ方
シーン別の楽しみ方
暑い午後の休憩に、ゆっくりと味わって
手作りの特別感でおもてなし
集中力アップとリフレッシュに
冷房の効いた部屋で贅沢なひととき
ペアリング提案
- ビスコッティ:イタリアの硬めのクッキーと相性抜群
- マドレーヌ:しっとりとした食感でチャイとマッチ
- フルーツタルト:夏の旬フルーツと一緒に
- アイスクリーム:バニラアイスにチャイをかけても美味
夏の健康効果

夏特有の効果
スパイスの力で弱った胃腸をサポート
ミルクベースで効率的な栄養摂取
エアコンによる冷えから体を守る
暑さでぼんやりしがちな頭をスッキリ
各スパイスの夏効果
- カルダモン:体の熱を効率的に発散、清涼感
- ジンジャー:血行促進で冷房病予防
- シナモン:血糖値安定化で夏バテ防止
- ブラックペッパー:代謝促進で夏太り防止
- アニスシード:消化促進で食欲不振解消
チャイアイスティーはカフェインを含んでいます。夜遅い時間の摂取は避け、妊娠中や授乳中の方は摂取量にご注意ください。また、スパイスにアレルギーのある方は事前にご確認ください。
まとめ:夏にこそ楽しむ本格チャイアイスティー
暑い夏だからこそ、スパイスの効いたチャイアイスティーが格別に美味しく感じられます。丁寧に作った本格的なチャイを冷やすことで、ホットチャイとはまた違った魅力を発見できるでしょう。
- 濃く作る:氷で薄まることを考慮して茶葉多め
- 夏向けスパイス:アニスシードで爽やかに
- 優しく注ぐ:氷を狙ってチョロチョロと
- 牛乳氷活用:最後まで濃厚な味をキープ
- 温度管理:牛乳追加時は必ず火を止める
暑い夏の午後に、スパイスの香り高いチャイアイスティーで、特別なひとときをお過ごしください。きっと忘れられない夏の味になることでしょう。
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